日本城郭協会が会員の集いの一環として企画した『名古屋城本丸御殿見学会』が6月25日予定通り開催されました。20名の募集に対し21名の申し込みを受け、愛知県など東海地方の会員を中心に参加されました。会員以外の方々も含め多数の参加、まことにありがとうございました。

当日は平成25年から公開されている重厚で華麗な意匠がこらされた『玄関』、正式な謁見の間『表書院』を回り、6月に公開が始まった藩主の私的な生活空間『対面所』、さらに下御膳所へと進みました。さらに素屋根工事現場では現在進められている復元作業について詳細な説明を受けました。

「400年前の姿を忠実に再現した障壁画、襖絵、天井、檜柱に徳川幕府の強大な権力を感じるとともに、復元を可能にした現代の宮大工、職人の技術の高さには驚かされるばかりでした」というのが同行した事務局スタッフの感想です。

名護屋城総合事務所には企画段階より多方面にわたるアドバイスをいただいただけでなく、当日は鄭重な案内を手配していただき、心より感謝申しあげます。なお日本城郭協会としては秋に小田原城(神奈川県)で同様の集いを計画しています。皆さまの参加をお待ち申し上げます。名古屋城本丸御殿5